いきなりの洗礼…
こんにちは。route to 246です。
今回も前職の回顧録(入社1年目の話)に記事になります。
前職の会社に入社して3週目、それまでは研修として部署を転々としていました。(部署といってもメインは処分場・運搬部隊と施工部隊・監督部隊ですが)
研修期間も終わり、社長から内示があり、「route to 246君、現場に出て先ずは一通り作業を覚えてください。」と言われ、施工部隊に所属することに…。
次の日から毎朝5時に起きて、6時15分には置き場(資機材等が置いてある場所。会社によっては敷地内にあったり、置場の為に、敷地を会社とは別に持っている場合がある。)に施工部隊の人たちと集合して工事車両(ダンプトラック等、解体屋さんの場合はアームロール(産廃BOXを背負った車が主流)に乗って1時間半程かけて現場へ行った。
最初の現場は、大きな工場の解体でした。壊す建物等にもよりますが、解体は基本的に作るほうと比べると工期が短い。そして、ペースが速い。私も1年目で約10現場程度経験しました。
この1年の間で経験した事をピックアップしてまとめてみました。
事務的な事として
・新規入場者教育 現場に入る際に個人票を書いて、事業者並びに元請業者から作業所
の注意点やルール等を教育される。※大体、朝礼の前か後に行われ
る。(経験上)
自身も建設業4年目ですが、現場の大小に関わらず、これは大事な
事だと思っています※あくまでの主観ですが…
・KY活動 危険予知活動のこと、作業前にKY用紙というものに、業者ごと今
日の作業内容を挙げて、その作業に対して起こりゆる危険ポイント
を書いた後に、それを防ぐ為のポイントを書く。そして、最後に作
業員、一人一人が署名をする箇所に署名をする。この業界では当た
り前だが、このKY活動をしっかりやらないと事故等があった時に厄
介なことになります…。(職長か若い作業員の人がこれを書く※経験
上)
・朝礼 作業前(朝ならば8:00前後)に作業員並びに監督集団が集合して、手
初めにラジオ体操をやる。(小規模な現場だと省くところもある)そ
の後、元請業者司会の下、各業者の職長が今日の作業内容・人員・
安全注意事項等を発表していく。
以下の3つは、どの現場でも殆どの人が経験すると思います。
現場作業的な事として
・散水 解体する時は粉塵が酷いので散水をして粉塵が立たないようにします。雨の日
は水を撒くことが殆どないのいで、解体日和です(笑)。
・ゴミ拾い・仕分け 解体現場で出た廃材を仕分けます。例えば、ガラの中に鉄筋棒が
混じっていたら、それを取る等。
・清掃 道路等が汚れたりしたら、汚れを水で流したり等。。。
・重機のアタッチメントの取り外し付け替え これが1番難しかった、解体はケース、ケースで様々なアタッチメントを使っていきます。大割、小割、ブレーカー、フォーク、バケット等。基本2人でやります。一人(オペレーター)が重機とアタッチメントを接続するピンが入るようにピン穴に合わせて重機を操作します。もう一人は穴が合うように指示をします。そして、ピン穴が合うようならば大ハンマーで重たいピンを叩てピン穴に入れいていきます。合わないと微調整をして入るように繰り返します。部分でボルトナットの締め付けもあり、モンキーレンチ等の工具で締め付けを確実に行います。上手くできなくてグリスまみれに、そして、よくオペレターを怒らせていた…(笑)
この時、私が経験した事は3つでした。いわゆるこれは手元作業員がやることです。もちろん、オペレーター(重機を運転する人)やガス工(ガスを使って鉄等を溶断する人)等解体の中でも作業分担がなされていましたが、資格や経験もないので私は手元作業しかやらなかったです。やらしてもらえなかったです。(笑)
この当時は、朝も早く、そして怒られることばかりだったので相当個人的には気を張っていました。解体工事自体、事故等が多いので口を酸っぱくして危ないことをするなと常々言われていました。
”怒られることばかりでしたが、この時の経験が今の職に生かされていることは多少なりともあります(笑)。”
朝がとてつもなく早い生活、気づけば他県もいくようになっていました。そんな毎日を繰り返していく内に夏が過ぎて…。
次回へ続きます。